The Invincible 感想 (ネタバレあり)
from 20260503 #0503
The Invincible 感想 (ネタバレあり)
レトロフューチャーなテイストのウォーキングシムっぽい SF ADV
レトロフューチャーといえば、直近闇の精神史で、レトロフューチャーには未来があるけど、現実にはそれがない、そういう意味ではレトロフューチャーやアフロフューチャーはユートピアなのだという言を聞いていたので、まさしくレトロフューチャー満開の宇宙開拓を果たした人類を経験できるのはかなり良かった
道中、謎解きっぽいギミックはほぼなく、艦長と無線通信の周波数を切り替えるのにちょびっとギミックがあったぐらいで、あとは終始「どこそこへ向かえ~」というのをこなしていくだけ
なので、これで手触りがショボかったらしんどいが、Fallout ともまた違うレトロフューチャー感がよく作り込まれていて、最後まで飽きなかった
唯一の気になりは、連合と連邦が英語が共通語でコミュニケートできているあたりかなあ
連合のロヒトラとフツーに言葉が通じてコミュニケートできるのだけど.....そこはやっぱり言葉が通じないながらも通ずるモノがあって~~~みたいな展開の方がよくなかった?
原作はポーランド/ウクライナの作家スタニスワフ・レムのものらしい
結末としては、タイトルの Invincible は、劇中登場する連合のインビンシブル号のことではなく、レギスIIIにて自己増殖的に進化していった機械の最終形態である The Fly を指しているっぽい
レギスIII のあらましとしては
(おそらく)レル星の知的生命体が入植のためこのレギスIIIにやってきたのだが、うっかり母船の中の生命体が滅んじまって、機械だけが星に着陸してしまった
機械たちは、いもしない主のために都市を建設し、住居などを建設していった
その過程で、原生生物たちとの争いになり、それぞれ特化した機械を機械が設計して生産し、対抗していった
甲斐あって原生生物との戦いには勝ったが、今度は機械同士でリソースの分配を巡って争いになり、ある種は植物のように進化を果たし、またある種は昆虫のように進化を果たして機械同士の最終戦争がはじまった
そして、それに勝ったのが The Fly と名付けられたマイクロボットで、コイツらは
大まかには綺麗な三幕構成で、1幕では記憶喪失の主人公・ヤスナが<都市>を発見するも、クルーのほとんどを喪い、脱出船が高速に大気圏突入をカマしてきたせいで粉砕されてしまい、レギスIIIで火星の人状態になってしまう
2幕では連合が実はもう既に到着していて、いろいろ採掘や研究していたことが判明し、彼ら/彼女らの足跡を辿った結果、隠れ家にて暮らしている連中がいることが判明し、そこへ向かう
3幕では連合のロヒトラと The Fly に敵討ちするのに同調しつつ、コンドル号にてロヒトラが水爆をぶっ放して The Fly を根絶やしにするか、インビンシブル号を待って脱出するかの選択を~というような流れ
全体的には小品のゲームという感じではあるが、妙に高圧的な艦長、やや反抗的な主人公と微妙にノレるんだかノレないんだか微妙なところで、途中ちょっとウンザリもしかけたがまあ、ラストまで辿り着けはした
一応マルチエンドっぽいが、まー全部空けるほどかというと.....という感はやや
手触りは一級品だったから、このテイストで The Outer Worlds みたいにオープンワールドの惑星開拓のゲームだったりしたらもっと楽しめそうかな~